似た者同士

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絵里ちゃんは すぐにでも行動に出たいと言った。 まずは達也君の帰りを待つ。 アタシは第三者なので帰宅をしようとしたが、傍に居て欲しいと頼まれ。 正直、こんな状況に立ち会いたくはない。 アタシ達だってまだ解決した訳でもない… 戸惑ったが、尚と唯ちゃんにこんな所を見せたくないので、達也君帰宅後、二人を連れて外に出る事にした。 何にもしていないのに 時間が過ぎるのは早い。 あっという間に達也君の帰宅を知らせるメールが鳴る。 なんだか自分達のように 心拍が速くなり、落ち着きがなくなった。 その後30分もしないで 家のチャイムが鳴った… 外出用意を済ませ、 子供達を連れ玄関に向かい靴を履かせていたら、達也君は自ら鍵を開け入って来た。 絵里ちゃんは『お帰り』と発する前に怒鳴りつけた。 絵里『たつ!さっさと中入って!!風呂は後回し!大事な話があるから座って!!』 子供達は固まる。 足早に車へ急いだ…。
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