似た者同士

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絵里『遅くなってごめんね…今どこ?』 咲『今駅前だょ。大丈夫?』 絵里『とりあえず、話おわって、達也は家出て行ったから…』 咲『今から行くね!』 電話を切り、急いで向かう。 運転しながら、色んな事が頭をよぎる。 まるで自分達のように アタシ達の過去の話がリンクしながら… あっという間に絵里ちゃん宅に着き、インターホンを押し一人ずつ子供達を抱っこして家に入った。 絵里ちゃんは憔悴しきっている様子だった。 子供を布団に寝かせ、リビングに戻ると、絵里ちゃんの目はすわっていた。 まるでこの間までの自分を見ているようだった…
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