壊れかけのHeart

夫婦

ﾏﾏ『咲、体調悪い？なんだか顔色すぐれないし、痩せたゎね。』

咲『さっきﾊﾟﾊﾟにも同じ事言われたよ！太り過ぎてたから調度いぃ！大丈夫だよ！』

ﾏﾏ『亘君は元気？最近顔出さないから仕事そんなに忙しいの？体が資本ょ！』

咲『…忙しいみたい。』

少し間があいて、ﾊﾟﾊﾟが口を開いた。

ﾊﾟﾊﾟ『咲、妻は大きな弓になりなさい。そして夫は矢。弓が大きければ大きいほど矢は遠くに飛ぶ。器は大きくな。弓がなければ、矢も飛ばない。』

何を言っているのか、さっぱり分からなかった。

ﾊﾟﾊﾟ『人生色んな事があると思う。でも縁があって亘君と夫婦になった。支えあって、相手を大きく飛ばせる強い心と相手を思いやる大きな心を持つんだよ。弓は丈夫でなきゃ駄目だょ☆』

ﾊﾟﾊﾟはﾏﾏに感謝しながら話しているような気がした。

ｱﾀｼに伝えるだけではない。きっと長年そぅいう気持ちでﾏﾏと接して来たに違いない。

ﾊﾟﾊﾟの言葉は少し難しいけど、大事な事を教えて貰った。

咲『分かった！』

亘の過ちは話せなかったけど、きっと親として見抜いていたに違いない。

尚が目を覚まし、夕食はｱﾀｼ達を送るがてら、外食しに行った。