修復

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家のチャイムが鳴る。 頼んでいた出前だった。 唯ちゃんは嬉しそうに 玄関まで走る。 無邪気でほっとする。 支払いを終え、リビングに戻ると絵里ちゃんはキッチンに立ち、お茶を入れていた。 唯『ママ~ご飯☆』 絵里『良かったね…』 気持ちのない返事… 唯ちゃんはニコニコしながら、ご飯を待っている。 まるで何日も何も食べていなかったかのような表情。 アタシはテーブルにご飯を並べて、絵里ちゃんを呼んだ。
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