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絵里ちゃんは、現実逃避をしているように見えた。
唯ちゃんをこのまま残して置く事も不安。
アタシは駄目もとで提案してみた。
咲『絵里ちゃん達…ウチに来ない?唯ちゃんが来たら、尚も喜ぶし☆もしくは、実家に帰って、少し気分転換するのもいぃと思う!先の事は分からないんだから、今は絵里ちゃんが元気にならないと、唯ちゃんも心配するし!』
絵里『…』
咲『アタシが言える立場じゃないよね、ごめんね…』
絵里『違うの…やっぱり浮気をされた人間にしか、この気持ちも何もかも…分からないよね…咲ちゃん…ありがとうね…アタシ実家に帰って親にも話して来る!また帰って来たら連絡していい?』
咲『もちろんだよ!絵里ちゃん!どんな状況になってもずっと仲良しでいてね。』
絵里『同じ事言おうと思ってたょ(笑)』
二人で笑い合った。
きっと二人の顔は、下手くそな笑顔だったと思う。
でも浮気された同士、色んな意味で素直に笑い合えた。
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