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亘と達也君を残し、絵里ちゃんの元に急いだ。
御両親に頭を下げ
挨拶をした。
御両親とは初対面。
軽く自己紹介を済ませ、
御両親の計らいで
絵里ちゃんと二人きりにさせてくれた。
絵里ちゃんは元々細く小さい。
その身体が更に細くなったように見えた。
ずっと泣いていたのだろう…目は腫れていた。
絵里ちゃんの横に腰をおろし、言葉がかけられず、絵里ちゃんの膝に手を置いた。
絵里ちゃんはその手の上に自分の手を置いて、強く握ってきた。
そのまま時間は過ぎていった。
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