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神田と会う日が来た。
尚を実家に預け、約束の場所に急ぐ。
神田から着いた連絡が入った。
神田の車に徒歩で向かう。
車をノックしドアを開ける。
始めて見た感想は…
・地味
・細い(胸のない感じ)
・アタシの正反対な性格
色んな意味で
気が抜けた…
お金を渡され、領収書を渡し…一連の作業を黙ってこなした。
そして最後に
神田『本当にすいませんでした…』
咲『もぅいいょ…』
精一杯の強がりな台詞…
神田は二度と、こんな事はしないと自ら誓ってきた。
本当なら謝って許されるなら警察はいらない!
くらい言ってやりたいはずなのに…
神田の瞳は、信じてあげたい気持ちにさせてくれた。
神田の車を後にして
アタシは一度も振り返らず
歩き続けた。
(もぅ誰も傷つけ合いたくない…)
帰り道は、全て終わったはずなのに、一つも心は晴れなく、心がまたガタガタと壊れていった気がした。
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