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咲『…何処の誰…歳は…子供いくつ…』
亘『同じ会社、21歳、尚と同じ歳。シングル。』
愕然とした…
自分の娘と同じ歳…
自分の娘より他人の子…
亘は続けた。
『夏の会社の納涼祭で知り合った。俺が一目惚れして相手も同じだった。付き合い出したのはココ2ヶ月位前。もぅいいだろ…これで全部だよ…』
聞きたい事は山ほどあるのに何も言えない。
強気なアタシはもぅいない。
捨てられる事が怖い。
こんな状態でも、亘が好き。
こんな状態だからこそ
亘の存在の大きさに気付く。
手遅れなのに…もがく。
悔しいやら悲しいやら…
でも何でもいい。
亘が彼女の元に行かなければ…。
家族崩壊するまで
自分の事も亘の事も尚が犠牲になっている事にも気付けなかった自分に腹が立つ…
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