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お願い
あのね
小さい頃は純粋で 人懐こかった
年を取るごとに 横柄になった
時間って残酷
あなたは泣いていたの?
ごめんね、いまもまだそうだけれど
まだ傍にいてくれる?
寂しい訳じゃないよ
寂しくなんかない
ただね辛いとき 苦しいとき
わたしには自覚がないけれど
そばにいて 無理はダメだといってほしい
あなたの声は透明でどちらかというと花の匂いに近いけれど
そっと囁いて。
きっと負けず嫌いなわたしは突っ走るから
疲れすら気付かないから
あなたの声に気づかないかもしれないけど
そっと、ちゃんと忠告してね?
お願いします
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