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「だが……そんだけの事で、何故そこまで笑う!?」
銀髪が叫ぶと、ウェナムは笑って目を細めた。瞳の濃い水色は、だんだん青く、暗くなっていく。
「『クロファン』ではそんな事できねえはずだ……」
シャロは仲間にかけるべき言葉が見つからなかった。
ウェナムは銀髪を見て、鼻で笑った。
「ンだよっ!?」
「別に?
何がおかしくてボクが笑っているのかは自分で考えた方がいいんじゃない?
それとも……」
「ウェナム……どうしちゃったの!?」
シャロの言葉はウェナムに届かない。
「バカなの?」
ウェナムのその言葉が、銀髪の沸点を越えさせた。
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