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「帰れない……よ?」
「アタシに聞くな!!」
核の宝石は壊れていない。なのに帰れない。
「……………………」
銀髪は右手を高く上げる。そして、化け物の手も……。
「ストップストップストーップ!!」
「………………あぁ?」
クリセロウが銀髪を止めた。
「帰れない!現実世界に!!」
「何テキトーな嘘ぶっこいてんだぁ?
バカにしてんのか!?」
「物分かり悪いな!
やってみろ!!」
銀髪は渋々チェーンの先についていり宝石に触った。
「……(意外に素直)」
「何か言ったか?」
「いや何も!!」
そして──銀髪の顔色が変わった。
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