魔女の出現

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「妾はドロワチュリエール」 「そんな洋っぽい服装で、そんな洋っぽい名前で一人称妾?」 「シャロ、何か洋勘違いしておらぬか?」  シャロは仲間二人を見るが──首を横に振られた。 「それで、ドロチュリエー」 「ななっ!? 我が名を馬鹿にしておるのか?妾はドロワチュリエール!」 「噛むよー。絶対噛む」 「愚か者。妾の事はドワルと呼ぶがよい」 「ドロチュリエー」 「半端な短縮を……! それで、何の用だ?」 「それはこっちのセリフだよー!」  ドロワはニヤリと笑った。
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