26人が本棚に入れています
本棚に追加
《あの者には秘密がある》
「秘密…………?」
《それは、》
「それは?」
《…………………秘密だ》
「馬鹿ドロチュリエー!!」
《あっはっはっは!!
愉快愉快!
それはさて置き、妾は全てを知っておる》
「へー」
《信用しておらぬな?
それでは先程の光の正体を少し明かしてやろう》
ドロワはキセルを加えた。
シャロは耳を傾けた。
《あの光は、先程のカロンといったな。あの者の推測通り、この世界はウイルスに侵されておる》
「ウイルス……?」
《そのウイルスの力は強大でな?現実世界とネット世界の出入りができなくなっておる》
「やっぱり出れないんだ……。あ、そうだ」
《何だ?》
「『魔女』って何なの?」
《ふっふっふ。よくぞ聞いてくれた》
最初のコメントを投稿しよう!