160人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はカバンを自分の机に置いた時に、辺りの静寂さに気づいた。
「あれ…?みんな如何した、俺を見てさ」
「いや、君誰よ」
「はぁ?誰って純だけど?」
話をかけてきたのは他でもない、俺の一番の親友山本哲也(やまもとてつや)だ。
「ほんとに、純なのか?」
「ああ、そうだけど」
あれ?なんか妙に哲也が大きい気がするんだが……。
「身長伸びた?」
「あほか、鏡をよく見ろ」
哲也は何故か鏡をカバンの中から取り出してきた。
俺はその鏡を見る。
「………えっと、何方さんでしょうか?」
鏡に向かって何言ってるんだ俺。でも、考えても見ろ。いつの間にか鏡の中にはかわいらしい女の子が居るではないか。
最初のコメントを投稿しよう!