☆第1章☆二次元卒業!?

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私、東宮 真奈美。 お母さんもお父さんもいない。 私にはたった一人の兄がいる。 兄の名前は東宮 翔[トウグウカケル]、ネオン街でホストとして働いているらしい。 兄が働いてくれるから、私は学校に行ける。 感謝しなきゃね。 「おはよう。翔クン」 翔クンは、さっき帰ってきてシャワーを浴びてご飯を作ってくれている。 「おはよ、真奈」 翔クンはニッコリする。 私は翔クンの横に行った。 いつも通り翔クンは、香水の匂いがしている。 私はこの匂いが好き。 翔クンらしいから。 「ほらっ。出来たよ。真奈用意して」 「うん」 私は元気に頷き、テーブルの上を片付けた。
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