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【主劇・あやめ】
さて、と……
一通り掃除も終ったし、そろそろ中に……
???「すみません、道をお尋ねしたいのですが…」
声を掛けられ、振り向いたら背の高いお侍さんが立っていた。
ど、どうしよう。喋れないのに…。
あやめ「……!…!」
必死に喋れないことをアピールする。
侍「…あぁ、もしかして喋れないのですか。」
正解!
肯定の意を相手に示すと、にやっと笑って……
侍「それは、好都合だ。」
えっ………?
そう思ったときには、視界が真っ暗になっていた。
頭から袋を被せられたらしい。
あやめ「――!!―――!!!」
声を出そうとするけど、ダメだ。喉がかすれて――……!
抵抗も無意味に私はどこかへ――…
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