―第三話―

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【主劇・あやめ】 さて、と…… 一通り掃除も終ったし、そろそろ中に…… ???「すみません、道をお尋ねしたいのですが…」 声を掛けられ、振り向いたら背の高いお侍さんが立っていた。 ど、どうしよう。喋れないのに…。 あやめ「……!…!」 必死に喋れないことをアピールする。 侍「…あぁ、もしかして喋れないのですか。」 正解! 肯定の意を相手に示すと、にやっと笑って…… 侍「それは、好都合だ。」 えっ………? そう思ったときには、視界が真っ暗になっていた。 頭から袋を被せられたらしい。 あやめ「――!!―――!!!」 声を出そうとするけど、ダメだ。喉がかすれて――……! 抵抗も無意味に私はどこかへ――…
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