―第三話―

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【土佐藩・坂本龍馬】 龍馬「今日はまっこと清々しい日ぜよ!」 縁側で大きな延びをする。空が蒼くて、まるであやめみたいじゃ。 龍馬「そうじゃ!あやめを誘って散歩にでも行こうか!」 よしっと縁側から玄関へと向かう。 今日は玄関の掃除をすると言っちょったな。 龍馬「あやめー。おるかー?」 玄関へ顔を出すが、あやめの姿がない。 龍馬「おかしいのー。箒も置きっぱなしじゃ。」 箒を片付けようと、それに手を伸ばすと、もう一つ別のものが落ちていた。 これは…… 龍馬「『ぼーるぺん』じゃ。確か、あやめが持っていた筈じゃが…」 何で…… 龍馬「あやめに渡してやろう。」 あやめはどこかに出掛けたんじゃろ。 帰りを待つことにした龍馬は藩邸へ戻った。
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