変化

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それでも私は、 着いていけない会話を誤魔化し 別の会話を押し付け なんとか日々を過ごしていた 部活はやっていたが あまりの根性の無さに 私は幽霊部員になった。 三学期前半 夏休み、全くと言って良いほど 部活に行っていなかった私は 行ってはみるものの… 練習についていけなくて 先輩に頼んで休みを取った ある日、 部活の部長がやって来て 「やる気はあるの!?」 と言われ 黙り込んでしまった。 1日を過ごすのも 孤独で苦痛なのに、 部活なんてやったら 精神脆い私はおそらく壊れる そんなことを 知らない部長が一言 「君の事はよくわからないけど 入った限りは参加しなきゃダメ! 逃げてちゃダメなんだよ!」 そんな言葉に私は吹っ切れた 「…もう、どうでもいいです。 部活はなんとなく入ったけど 着いていけないんでww」 壊れたように ヘラヘラ笑いながら言った そんな私に部長は呆れたのか 「…もう知らない、 退部するなら早くして頂戴」 そう言って部長は 部室へ行ってしまった。 私は弱かった、 救えないくらい、 根性が無かったんだ
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