現代

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  ある程度の所で、静香は我に返った         気が付くと、横には閲が立っている           「えっちゃん・・・?」     「お前なぁ、もう3時だぞ。明日遅刻しても知らねーかんな!」           いつもなら早く部屋の電気が消えるのに   夜中になってもついているのが気になって、窓から入って来たのだ           「そんなに面白いか?それ」     「う、うん」     「そりゃ良かったな。まぁ、早く寝ろよ?肌荒れすっぞ」     「あ、うん。ありがとう」           少し呆れ気味に言うと、閲は自分の部屋に戻って行った         静香は再び本に目を移して首を傾げると、本を鞄の中にしまって眠りについた                     翌日、静香たち4人は本の話題でもちきりだった         あろう事か冒険に印をつけていたのは静香だけで、他の3人は恋愛ものとか友情ものとか・・・         内容は違えど不思議と楽しそうに喋っている4人    
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