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  「不思議だね」     「見てみたいよね~」     「でも、何か怖くない?」           4人がそんな話しをしていると、後方から声が飛んできた         声の主は、静香の幼馴染みの閲         静香は今話していた事を閲に大雑把に話してみる         すると、閲は、右手に持ったやけに分厚い黒革の本を4人に見せてきた           「これだろ?その本って」           手渡されたその本の表紙は革製で、そこに小さく   『ミステリー』   とローマ字で書かれている他、縁が金色のとてもシンプルなもの         表紙を開くと、灰色のページに   『ミステリーワールドアドベンチャ』   とだけ書いてあった         次のページからは、すぐに物語が始まっていて目次というものがない           閲の本に挟んであるしおりは、もう半分あたり           「もう、こんなに読んだの?」     「まぁな。中身は対して不思議でもなんでもないけどな」           そっかぁ   と4人は本を閲に返す    
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