紗樹≠サキ

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少女を自分の城へと連れ帰りベッドへと寝かせる 「紗樹。」 私は少女の頭を優しく撫でる 「だぁ…れ…?」 少女は小さな手で目を擦りながら目覚める 「おはよう。」 私は少女に優しく笑いかける 「だぁれ…?此処は…?」 少女は混乱する 目覚めると知らない場所、知らない人、自分の事も分からない 当然の事だ少女の記憶はあの女から少女を助けた時に私がこの手で消してあげた この子にはあの女との記憶なんて無い方が幸せに決まっているから これからの私との思い出だけを覚えていてくれたらいいんだ
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