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いまだに昨日のショックをひきずっちまう…
「売ってくれたっていいじゃんよぉ…」
おっと自己紹介が送れたな。
俺は松川、松川啓佑
知的好奇心と本能的探究心が人より優れた高校二年生さ
んでもって俺の隣を3メートル離れて一緒に登校中のこいつは宮藤陸海。
うちの隣の本屋の一人娘だ
本屋か
本屋…
ほんや
「売ってくれたっていいじゃんよぉ!!」
「あんたまだ言ってんの?いい加減諦めなさいよ、だいたいあんな本のどこがいいのよ、訳わかんない…」
「なぁ陸海、お前からもおじさんに言ってくれよぉ…年の差なんて関係ないって」
「人の話聞きなさいよ!!それにあの流れでその落ちは酷すぎるわよ……ちょっと期待したのに…」
期待? あぁそーゆー事か
「もし買えたって貸さないぜ?いくらお前が読みたいって言ってもさすがに貸せなぅば!!」
グー!? 女の子だろ!?
「ほんっとサイテー…」
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