水も滴るいい男?

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話の後、俺の部屋…でいいのか。に案内され、やっと一人になれたとベッドに寝転がる。 …よく考えろ。俺はあの女のひとり娘とやらを抱けばいいだけだろ。女の顔は美人だからその娘にも期待はしていい。 それに専属メイドもつけてくれるらしい。ここに居るような可愛らしいメイドなら万々歳だ。 血が云々吸血鬼が云々の話は何とか整理がついた。 …だが祖母は何故こんな置き土産を残したのか。こんな家だと知っていて俺を託したのか。 ―夕食時にひとり娘を紹介するらしい。まだ時間はある。それまで混乱した頭を休ませておこう。 「…………………」 「………………え」 「今日からこの屋敷の御主人になった黒木和政さんで、」 嘘だろ。お互い第一印象最悪なのに。つか、似てねーぞこの親子。 「これから旦那様に尽くすのよ。海夜」 「水も滴る汚物」 褒めてねーよソレ
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