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私たちの今の状況はというと
上半身裸で馬乗りになっている男
ブラウスの前は胸元までﾊﾞｯｸﾘ開かれ男の下敷きになっている女
彼はブラウスごしに私の胸に手を添える
そして私の首筋に頭をうずくめる
そして
私は目の前にある彼の首筋を思いっきり…
…噛む!!!
っ
「ってぇぇぇ!!!
なにすんだよっ」
「それはこっちのセリフ」
私、月峯咲夜ﾂｷﾐﾈｻｸﾔと碧煌は恋人関係でも､
…ましてや体の関係を持っているわけではない
ただ､あるときだけ
その関係のフリをする
それは仕事の一貫だ
まぁ彼は変態だから
基本こういう仕事には抵抗しない
でもべつに関係を持とうともしない
仕事だから
私と彼には何の感情もない
彼を自分から引っ剥がし
身支度を整える
「戻るわよ」
振り向くと彼は首筋をさすりながら立ち上がる
「はいよ」
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