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え?
これが誰視点かって?
第三者ってヤツです…きっと…。
「さらりと変態発言をするな!!」
相変わらず野薔薇と椿姫はぎゃーすかと喧嘩を始める。
「あのねっ!!」
湊のお腹と胸の間辺りに顔を埋めていた花音が突然湊の方に顔を向けた。
「寂しかったの…///」
涙目&上目遣い、しかも真っ赤な顔。
湊はノックアウト寸前だ。
「ほら、野薔薇もあれくらいの小悪魔技をやってのけたら問題無く一瞬で楽にしてあげますよ?」
「楽にって何だよ楽にって!!
殺すのか?
え?
殺すんだろ!?」
物騒な会話が聞こえるのはこの際無視したい。
「違いますよ。
一瞬で俺無しには生きていけなくなるくらいまで何度も何度も気を失うまで逝ってもらいます☆」
おぉっと椿姫がさらりと違う意味で物騒で恐ろしい台詞を吐いたぁぁ!!
「お前如きにこの野薔薇様は襲えないよーだ!!」
そう言って野薔薇は走って人混みへと消えていった。
「あ!!
野薔薇、何処へ行くんです!!
それに俺はお前じゃなくて椿姫ですって何回言ったら分かるんですか!?」
お決まりの台詞を叫びながら椿姫が野薔薇を追いかけていった。
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