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「…なた、おい!」
頭に辞書が直撃した
「!! 何すんだ音無!」
と辞書の持ち主にキレると
「何回起こしても起きないお前が悪い
それよりお前今日暇か?」
音無は聞いてきた
「暇だがなんでだ?」
嘘だった野球部の俺は今日も部活だけど行きたくなかったすると音無は
「久しぶりに遊ぼうぜ」
と言ってきた勿論答えは
「オッケーだ」
「やっちまったな…」と俺
「あぁ…こんな事になるとはな…」と音無
結局俺達は遊べなかった。タチの悪い先輩に絡まれ有り金を全部奪われたのだった…
「暇だな…」
と音無は公園のベンチに座っていた。俺は、カバンの中から野球ボールを取り出して音無とキャッチボールをしようとしたとき
「やめとけ、ガラス割るぞ」
と音無は言って立った
「甘く見るなこう見えても元レギュラーだぜ?」
と言って投げた瞬間球は遥か彼方の家のガラスを割った…
「あーあー言わんこっちあないお前、謝って来いよ」
と音無は言って帰り支度を始めた
「何処行くんだよ!仲間だろ~!」
「何言ってんだ?俺はちゃんと注意したろう?今のはお前の自業自得だ俺は先帰るわ。妹が待ってるから」
「お前…シスコンだったのか…」
「ちげーよ!!」
「だったら一緒に謝りに行ったっていいだろ」
「今日、両親が帰れない日らしいんだ。だから夕飯作ってやんないと」
と言って帰っていった…
「…仕方ない行くか…」
そう言って謝りに行った
ピンポーン
「は~い」
そう言って出てきたのは三十代位の女性だった
「すみませんでした!!僕の不注意でガラスを割ってしまったみたいで…
弁償は…今では無くてまた後で持って来るので…」
俺は精一杯謝った
そうすると女性は
「…!そうだ上がって行かない?会わせたい人が居るから。」
「ま、まさか誰か怪我したんですか?」
「いいえ、違いますよただ貴方に会って欲しい人が居るからですよ。貴方ならば良いお友だちになれる気がするから…」
と言って女性は家の二階の一室に案内した…
そこには…
ベッドに寝たきりの女の子が居た…
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