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「あ、あのーすみませんでした!!怪我とかありませんでしたか?」
そう言うと女の子が
「あの~大丈夫なので頭上げて下さい…ひなっち先輩」
「へ…?今なんて…?」
「あ…わ、私何言ってんだろ…」
と言って二人とも動揺していたそこへ
「ユイーお母さん掃除機片付けて来るから~」
とユイのお母さんが言い残してどこかへ行ってしまった…
……しばらくの沈黙
俺は考えた
けど思い出せなかった
けど…
ユイさんはどこか懐かしく思えた…
どこか違う世界で大事な約束を交わした気がしてきた
俺が考えているとユイさんが口を開いた
「あの~野球なさってるんですか?」
「あ!はい!」
「上手いんですか?」
「あ…いや…この前、後少しで甲子園出場出来たのに…俺のせいで負けてしまったから…」
俺はそう言うと暗い顔をしたすると
「あ…すみません」……また沈黙今度は俺が話題を振ってみる
「き、今日は天気が良いですね」
あぁ…終わった俺のばか今日は曇ってるだろが…それに声も裏返ってるし…
「はい、いい天気ですねー」
空気を読んでくれたのか話を合わせてくれた
女の子に気を遣わせるなんて最悪だ…
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