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それでも、やっぱり慣れるものではなくて・・・
誘われても断ることが増えていき、ついには誘われることもなくなった。
なくなった、というよりは誘われないように仕向けたといったほうがいいかもしれない。
優は優しいから・・・私が嫌がるようなことは絶対にしない。
それまでは、やんわり断ってたけどキツく断るようにした。
挙句には触れられることさえ嫌がるようになった・・・これは本心で嫌になったからだった。
ねぇ、と肩をたたかれるだけでも嫌悪感を感じてしまった。
何故だかはわからない・・・
だって、嫌いではないから。
一緒にいても苦痛ではないし、むしろ仲は良かった。
出会ったころから漫才コンビのような私たちは夫婦になっても漫才コンビ。
馬鹿やって笑える。
それでいいと思っていた。
でもきっと、「笑える」だけじゃダメだったんだね・・・
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