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たっちゃんは、自分が、今、一番して欲しいことを、ゆいちゃんにしてあげました。
たっちゃんは、ゆいちゃんを、もう、ほとんど溶けて、声も出せないゆいちゃんを、ぎゅっと、ぎゅううっと、抱き締めてあげました。
そして、優しく、優しく、言いました。
「ゆいちゃん、いないいないばあしたらね、パパがね、見つけてくれるよ」
炎が、無情に、二人の重なりあって、できた液体を、じゅっと消して、二人は上手に、いないいないばあができました。
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