神々しき華

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「いや、その、後二色光っているんです」 『は?それ以外の属性は存在しないはずだぞ?』 「そうですよね?でも、確かに橙色と黄緑にも光っているんですよ」 『はあぁぁぁぁぁぁ!橙色に黄緑だとぉぉぉぉ!』 「うわ!いきなり叫ばないで下さい」 『そんな馬鹿な!橙色は創造属性、黄緑は空間属性でどちらも世界神以外は持っているはずのない属性なんだぞ!』 「私ってとことん規格外、いや、化け物なんですね。はぁ・・・」 『いやいや、規格外や化け物なんて言葉で片付けられることじゃないぞ!このまま電話を切らずに待ってろ、少し調べてくる』 「分かりました」 ~待つこと数分~ 『ユーリが世界神以外持っているはずのない属性を持っていた理由が分かったぞ』 さっきまでの慌てぶりが嘘の様に落ち着いた声で神様はそう言った。 「本当ですか?それでいったいどうして何ですか?」 『ユーリの前世が世界神だったんだ。属性はその人の魂によって左右されるものなんだ。だから転生しても魂は世界神の時と同じであるユーリは世界神しか持っているはずのない属性を持っていたんだ』 「・・・何を言っているんですか?世界神は不老不死なんですよね?それなのに私の前世が世界神なわけないじゃないですか」 『いや、実は唯一人だけ死んだ世界神が存在するんだ』 .
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