神は華に華は神に

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『大丈夫って、かなり苦しそうだったじゃないか。それにさっきの呪文みたいなのは何だったんだ?』 「一言で答えるなら全て私がユーリからアリアスに戻るのに必要なことだったということだ」 『は?アリアスに戻る?』 「厳密には戻ると言うより混ざると言った方がいいだろうな」 光がおさまり現れたユーリの姿は変わっていた。髪は先ほどより長くなり、腰より下まで伸びていて膝ぐらいまでに伸びていて、黒髪だったものがプラチナブロンドに、瞳も黒から澄んだ青色になっている。肌はより白くなり唇の赤さを際立たせている。そしてなにより今のユーリは淡い光を纏っている。元から美形だったがより美しくいや、神々しくなっていた。さらに手には細身で純白の剣を握っている。服装も肩が出ている白いシンプルなドレスで、羽衣のように浮いている白いストールを羽織、白いピンヒールの靴になっている。さっきまで全身黒尽くめだったが今は全身純白である(さっきまで目元以外は全部黒で隠れていたので腕と顔が見える様になっただけでだいぶ露出が増えた気がする)。 『ユーリの記憶もアリアスの記憶も持っているってことか?』 「ああ。でも、記憶だけではなく魔力も不老不死の力もアリアスだったころに持っていた全てを取り戻した。姿もアリアスのころに戻っている」 『いったいどうなっているんだ?』 「実はイクスは厳密には神を殺すことが出来る剣ではなくて私よりも力の弱いものを殺せる剣なんだ」 『は?』 「世界の創造主である私をユイ リカの住人達が超えることが出来ない様にいくら私でも自分で作った剣で自分を殺すことは出来ないんだ。でも、私より弱い神が持っている不死の力ならねじ伏せて殺すことが出来る。だから私より弱いものを殺すことが出来る剣なんだ。だが、私の力は巨大だから私以外の者は全て殺せるだろうな」 .
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