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この会話で分かるだろうがカイロスとアリアスはアリアスが死ぬ前(厳密には死んでいなかったが)からの友人である。だから、新たな肉体を得るために輪廻の輪に自分の魂を組み込むことをカイロスに頼みカイロスの持つ世界である地球で生まれ変わったのである。ちなみにアリアスの魂を地球の輪廻の輪に組み込んだのはこの時はまだアビリカを創っている最中だったのでアリアスの魂を組み込むことが出来なかったからである。
「ドSとは失礼だな。私はただいじめっ子なだけだ」
『どっちにしろ悪いだろ!』
「問題ない。私が弄るのはカイロスだけだ」
『いやいやいや、それが一番問題だから!何で俺だけ弄るんだよ!』
「カイロスの反応が面白いから」
『即答するな!』
「いや、冗談だ。半分だけ」
『半分は本気なのかよ』
「ああ、半分はな。で、残りの半分は私が弄るのは正確には友人だけ何だか、私が友人と呼べる存在がカイロスだけなんだよ。だから、カイロスだけを弄るんだ」
『うっ、え、あっ』
カイロスは反応を楽しむために弄ってもいることを怒りたいが人間として暮らしていたのにも関わらず友人が一人だけだと言うことが切なくもあり、またその唯一人の友人が自分だけだと言いうことに実はアリアスが生きていた時から好きだったカイロスとしては嬉しくもあり何と言っていいのか分からず言葉を詰まらせた。
『そ、そういえばユーリとアリアスが混ざったって最初に言っていたよな?それならユーリと呼んだほうがいいのかアリアスと呼んだほうがいいのかどっちだ?』
カイロスは困った末に話題を変えた。
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