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「そんなに落ち込むな。私の神属性への考え方はたんに私が変わり者なだけだ」
『まぁ、そうなのかもしれないけど、やっぱり力の差はすごいからな。はぁ』
アリアスの方が強いのは仕方がないのだがやはり好きな女より弱くて、守るどころか頼りにさえしてもらえないのは辛いためアリアスが死んでから、いや、死ぬ前から努力していたのだがまだまだアリアスの足元にも及ばないことをさっきからの会話で改めて理解してどうしても落ち込まずにはいられないようだ。
「大丈夫だ。今の私は世界を持っていないからこれ以上力が強くなることはないんだ、世界を二つ持っているお前なら直ぐに追いつけるさ」
『そうだな。そう思って頑張るか。少し元気でたよ、ありがとな』
「なら良かった。カイロスに元気がないと困るから」
『アリアス・・・』
予想外の優しい言葉に少しどころかすごく元気になり、今のカイロスは喜びでキラキラ輝いている様に見える。
「なんせ、折角弄っても面白い反応が見れないんだからな」
『そんな理由かよ!』
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