10人が本棚に入れています
本棚に追加
俺も家に向かって歩き始める。
正面にある夕日が綺麗だった。
バスケットを返しに、女の家に行く。
場所は辛うじて覚えていた。
夕飯を誘われたが、断った。
獲物を引き取ってくれるオヤジの所へ行って、金と交換してもらってから、酒場に夕飯を食いに行く。
酒場は異常にうるさい。
親父の友達が溜まってたから、混ぜてもらう。
「カミさん、酒持って来てー」
「俺もー」
「アホか!未成年に酒は出しません」
無駄に騒がしく談笑。
料理を持って来た店のカミさんに、抑えた声で言われた。
「あんた、魔女と一緒に居たって本当かい?」
「は?魔女?」
「東に居る髪の白い女だよ。不気味だから皆は魔女って呼んでんだよ」
アインの事か。
綺麗だと思った物を不気味と言われて、テンションが下がった。
最初のコメントを投稿しよう!