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「一緒に居たけど、何?」 「近付かない方が良いよ。魔女だとは信じてないけど、あんたまで村の奴らに避けられちまうよ」 「そう。気遣いありがとう」 白いってそんなに駄目なのか。 周りと違うってそんなに駄目なのか。 なんか、テンションがた落ち。 気分が沈んだら、大人は酒を飲むのだろうか。 子供のままで良いと思うけど、大人になりたい気もする。 そんな事を考えてみたり。 その後もいい年した大人の騒ぎを見て、満足して店を出た。 家に帰って、ベッドに寝転がる。 東の山に行って良かった。 夕日が綺麗に見えたから、明日も晴れだろう。 ……明日も東に行ってやろう。
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