アカ

2/9
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
【麗人ヴァンパイア】 その、細い首筋に食らいつく イマジネーションのカケラもない光景 滴る、赤い血液 君の喉元を垂れていく その様は白い肌によく映える 美しい、 美しいよ我が君 時折私が加減をあやまり 君が立ってられなくなるほど吸ってしまう そのときに見せる蠱惑的な表情は 血よりも私を逸らせる 夜になるたび欠かさず来てくれる、 そんな君が誰よりも恋しい 愛しいひと、我が君 君をさいごまで喰らいたい
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!