あかいろ

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という話を僕は考えていた。 暇だから。 だってこいつ同じことしか言わないから。 あーあ。暮れてきちゃった。帰ると妹うるさいからなぁ。 「で?何でしたっけ?今週の月曜?あーまっすぐ帰りました。僕リア充じゃないんで。それだけなら帰ります。今日はタイムセールで豚肉安いんですよ」 嘘も方便。 タイムセールは事実。 僕が買うのは鶏肉。 僕は鞄を持って箱みたいな部屋から脱出した。 出た瞬間に欠伸と伸びをする。 習い事で忙しい妹君の為に優しい優しいお兄ちゃんがご飯を作ります。 そうこの間胸を張って言うと妹は 「ありがとう。今までただのお兄ちゃんかと思ってた」 と答えて習い事へ行くため、玄関に向かって歩いた。 「あ、そうだ」 見た目がほんわりしててよく他人が可愛いというが僕にしてみれば下の上くらいだ。 そんな妹が笑みを浮かべ。 ドスッと重い音を立てて僕のお腹に右ストレートをくれました。 痛いです。お兄ちゃんは激しく痛いです。 「行ってきますの右ストレート。は・あ・と」 と言って出ていった。 僕の体力ゲージは九割削られ、回復薬を求めている。あいつ…ミラ○レアスより強く、ティ○レックスより狂暴で凶暴だ… ハンターよ…頼んだぞ… 僕は腹を押さえながら自室へ向かった。
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