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0:00。
約束の時間になって玄関でレイスを待っている悠輝は、動きやすそうな格好をしていた。
0:25。約束の時間になっても現れないレイスに段々イラついて来ていた。
すると悠輝の後ろの空間が、歪んだ。
「いやぁ~、遅くなりました」
「遅くなりました、じゃねぇよ!
約束の時間から三十分もたってんじゃねぇか!」
後ろからいきなり現れたレイスに全く驚くことなく、逆に怒鳴った。
「まぁまぁ、このゲートを出すのに苦労したんですよ。
いやぁー、疲れましたねー」
明らかに悪びれる様子もなく謝るレイスにまた悠輝が怒鳴ったのは言うまでもないだろう。
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