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「はぁ・・・で?そのゲートとやらは準備できたのか?」
ため息を一つした悠輝は聞いた
「えぇ、悠輝くんの準備が完了しているなら、今すぐにでもロスタリアへと出発出来ますよ」
そしてレイスは何もない虚空に手を翳した。
するとブンッという音とともに真っ白な扉が現れた。
「これがゲートです。
それと、悠輝くん」
「なんだ?」
今までの柔和な雰囲気ではなく、どこか厳しい雰囲気を纏ったレイスの声に、無意識のうちに悠輝も低い声でかえした。
「これが最後の確認です、本当ににやり残したことはありませんね?
もう、後戻りは、出来ませんよ」
所々区切った言葉は、悠輝に対して本当に最後であると言っていることを意識させた、が
「あぁ、大丈夫だ」
それに対して悠輝は、明るい口調で返した
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