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「あんたは?」
いきなりの登場に少々警戒しつつ、悠輝は名を尋ねた。
「私は、リディア・クォート。ギルド『双月の夜』のマスターよ
あなたは?」
「おれか?俺は・・・・」
異世界であるここで自分の本名を明かしていいのかが不安になった悠輝はリディアの質問に答えることが出来なかった。
「もしかして、名前がない、とか?」
「あ、あぁ、実はな」
とっさに付いた嘘が通じるようにいのりながらリディアの返事を待った。
「へぇー、そうなんだ。
まぁいいけどね。んじゃ!とりあえず帰りますか!」
「へ?どこに?」
いきなり手を捕まれた悠輝はとりあえず聞いてみた。
「決まってるでしょ?私のギルドよ!
しっかり捕まってなさいよ?[転移]!」
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