第二章

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ここは八鷹神社の隣の道。 古く寂れたこの神社は、祭事がないかぎりめったに人がこない。 しかし前方に珍しく5人も人がいる。 近ずくと異様な身なりをしていることがわかった 男達は、ヘルメットに黒いスーツしかもみたことのない拳銃を腰のホルスターに帯銃していた。 ヤバい!!これは関わってはいけないと直感した俺は来た道を引き帰そうとする。 しかし既に退路には2人。 「こちら三班、被験体607号を補則した。」 後ろの1人が低い声でさけんだ。 「直ちに被験体の覚醒を確認されたし、なお拳銃の発砲を許可する。」 今、拳銃の発砲とか言ってなかったか!? 俺はやみくもに前の2人を突き飛ばした。 突き飛ばした2人は気絶したようだ、アレッ?いつもよりすごい力がでたような? 考える間もなく後ろの3人が拳銃を構える。 「冗談だろ!?」 サイレンサーだろうか発砲しているのに発砲音がしない!! 息を切らし必死に走るが足に銃弾がかすめた。 「痛っ!!」 足から赤い液体が流れ出す、痛みで走れない…… 「ちくしょう!!こんな時に俺にも武器があれば……そう武器が!!」
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