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「創造者?覚醒?アンタは何を知ってる!!」
「お前は一度死んでいる。」
「あんなの夢かなにかだろ!?」
俺は考えないようにしていた悪夢を思い出す。
「信じらんねぇのはわかるがよォ事実だ、そしてお前が蘇生(うまれて)から既に168時間が経過している。」
「信じられるか!!なんなんだよ!!なんなんだよ!!」
俺は頭を押さえ身に起きた不可解な事に錯乱する。
男は笑う。
「フッ……狂って当然だ。俺たちはなァ神に選ばれたんだよ。蘇生してから168時間した創造者は覚醒する……しかしなァそんな化けもんが増えてもらっては困るんでなァ!!というわけでオマエ死ねよ。」
言い終わるか否か男はその大剣を俺に降り下ろす。
その一撃を間一髪で転がり避ける。
「なんなんだよ!!わかんねぇよ!!お前も化け物だろ!!」
俺は拳銃の引き金をひく……しかし弾は男のひと降りで砕け散る。
「俺は統合政府環境省特務科。人ならざるものを消すのが仕事だ。あいにくこの力に溺れ悪用する前にテメェを消す。ってのが建前で!!俺は暴れたいだけよォ!!」
男は大剣を前に突きだし俺に向かって突進してきた。俺は後ろに跳躍する。
2メートルは下がっていた。
「ほォ?もう力になれたか?潰しがいがあるぜっ!!」
男が消えたかと思いきや俺の目の前に現れる。
「こんなものか……」
大剣を振り上げた避けられない…
反撃も間に合いわしない…
俺は反射的に手を振り上げた。
ガッンと金属がぶつかる鈍い音がする。
「なにィ!?面白いな!!」
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