第二章

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振り上げた俺の手には男と同じ大剣が。 あの瞬間に男と同じ大剣を創造したのだ。 「この力の使い方少しはわかってきたぜ」 しかし男のひと降りの衝撃は重かった。 これは右腕がやられたな…… 鋭い痛みに耐えながらも後退する。 綾斗の大剣は青いエフェクトとなって散った。 「面白い。お前は面白いなァ!!ここまで楽しんだのは久しぶりだァハハハハッ」 男は笑う。 「ここで潰すのは惜しい実に惜しいぞッお前はまだ能力に目覚めてから殺った方が面白いな。」 「物を形づくる以外にまだなにかあんのかよ!?」 「そうだ。俺は五メートル以内なら瞬間的に移動する事ができる能力者だ。いいか?賢者の石(アーク)で蘇生した創造者は3つの力を得る、創造力(クリエイティブ)超人的肉体(バーサク)特殊能力(アビュリティ)の3つだ。」 「何でオマエはさっきから俺に色々教えてくれるんだ?」 「お前が知と力を手に入れた時が楽しみだからだよォってことでネンネしなァ!!」 男は大剣を振りかざす。 俺に避ける力は残っていない…… また死ぬのか?死ぬのは冷たいから嫌いだ…… 鈍い激痛と共に意識が薄れてゆく…………
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