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『ごめんよ、じゃねぇだろ。
まずなんで靴が喋ってる!!??』
「話すと長くなる。」
『短く頑張れ。』
「ってことだ。」
『いやどーゆーことだよ』
「まあそんなことより
名前をつけてくれないか?」
『はぁ?話変えるなよ』
「名前をつけてくれないか?」
『なんで靴なんかに…』
「名前をつけてくれないか?」
『わかったよ!!!!』
なんなんだよこいつ。
靴の分際で名前なんか…
『ブビ。』
「却下。ブビなんてダサい名前じゃなくて、もっとカッコいい名前にしてよ~なあ?」
靴のくせしてわがままだ。
俺は捨ててあるアイスのカップが
目に入った。
『パナップ。』
「おぉ!いいじゃんパナップ♪
ありがとよ、健一♪」
『いいんだ…』
こうして喋る靴との
生活がはじまった。
『占い当たった…』
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