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「今の声、誰だ?朔那」
「えっあ・・・輝空っていう人なんだけどね・・・今の声」
軽く朔那は紹介した。
――後で呼ぶからな、3人とも連れて来いよ――
「分かった」
「「「スゲー」」」
その後、真也たちを朔那の部屋に案内した。中へ入ると4人分のお茶とお菓子が用意されていた。
「ホンットにすごいな・・・」
「ここまでとは・・・」
「あぁ、ホントに」
席へ座るとお茶を啜(すす)った。
「うまっ」
「どこのシェフ!?」
「菓子もうまいし」
3人の周りには花の幻覚が見えたような気がした。
「じゃ、そろそろ、どういう関係か」
「話してくれよ」
「よろしく」
「あぁ~・・・最初に・・・」
説明しようとした時、叫び声が聞こえた。
「ギャ―――やめろ―輝空、俺が悪かったっ」
「・・・・・・今の人は?」
「雪月って言うんだ・・・叫んだ人・・・」
首を落としながら紹介した。
「お前の家ってすごいな」
溜息が朔那は零れてしまう。一体全体雪月に何を仕出かしたのやら・・・と。
「で、輝空たちは俺を育ててくれた親?見たいな人だね。一まとめすると」
へぇ~と3人はコクコクと頷いていた。
「・・・まとめて言うと終ったんだけど・・・」
「えっもう?」
「もう少し何か教えてくれ~」
真也と翔ははしゃいでいたが、巴はお茶を楽しんでいた。
「じゃ~質問でも・・・」
――チリーン・・・チリーン・・・――
鈴の音が聞こえ、言葉が途切れてしまった。
「ん?・・・この音は・・・鈴?」
翔が聞いてきた。朔那は頷くと立ち上がった。
「さてっと・・・行くぞ」
「「どこへ?」」
「輝空のとこ」
部屋を出た後、大きな襖の前に行った。すると、そこに霧月
がいた。
「あっ」
左側の襖に手を掛けたので、反
対の方に手を掛けた。
「さぁ~どうぞ」
すす――っと襖を開けた。
開けた部屋の正面には自分たちと同じくらいの男がいた。
その左側い銀髪の髪を1つにくくっていた。
その右には真っ黒な髪な銀色の目をしていた。
「・・・どうぞ」
「さぁ、どうぞ」
すす――っと襖を開ける。
開かれた部屋の真正面に自分たちと同じくらいの男に気づいた。
その右には銀髪の髪を1つにくくっている黄金色(こがねいろ)の目の青年がいて、
左には真っ黒な髪に銀色の目をした青年が座っていた。
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