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ソファーに座っていた少年が進めたので中に入る。
座布団の用意されていた場所に座った。
襖を閉めた2人、朔那は真也の右隣に、霧月は雪月の左隣に座った。
「さてっと・・・んー・・・君達から見て、朔那の方から、真也君、巴君、翔君・・・かな」
「はい」
「そうです」
「わかるんですか?」
同じくらいの青年は笑顔を見せると、
「朔那から聞いているからね」
と言った。
(いや・・・名前を出した事あんまないって・・・)
内心朔那は輝空にツッコんだ。輝空はこっちを向いてニヤッとした。絶対何かしたと朔那は確信する。
「こっちの紹介をしようか。俺が輝空。輝く空って書いて、輝空ね」
「そして、君達から見て、右側にいるのは、弧を描く月と書いて、弧月(こづき)」
弧月と呼ばれた青年は軽く礼をした。
「左にいるのは、さっき叫んだ人ね。雪に月と書いて、雪月」
「叫んだは余計だっつーの・・・」
フンッと横を向いた。
「その隣は知ってるよね?」
「はい」
真也が言うと、巴と翔も頷いた。
「何か聞きたい事があれば、受け付けるよ」
輝空と呼ばれた青年は聞いた。
「じゃ~いいすか?」
「どうぞ」
ニコッと笑った。真也はおずおずと口を開いた。
「輝空さんって何歳なんですか?」
思い切って言うと、朔那達も驚いてしまう。
(そういえば、俺も知らない・・・)
輝空は目を見開いていたが、すぐの元に戻った。
「フフフ・・・痛いね輝空」
とそこで、弧月が口を開いた。
何が痛いのか分からなかったが、ただ、輝空の返事を待った。
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