初任務

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次の日ボクは石田散薬を飲むことになった。 「けほっけほっ」 石田散薬苦い…。 昨日打ちつけられた背中が痛い。 ぽんと軽く叩かれただけでも痛い。 「よっ」 ぽん 「いたっ」 「すまんでもお前怪我無かったんじゃ?」ギクリ 「原田さんじゃないですか何か用事ですか?それとも千鶴?」 「あぁ平助でな用事。千鶴と千瑠璃来てくれ」 「わかりました。千鶴原田さんがよんでるからいくよ~。」 「うん待って~」 「羽織りよごれちゃたなぁ。」 「気にすんなみんな汚れてる。」 「巡察の時困りそうですけどね」 ボクは苦笑いした。 ちょうど千鶴がきた。 「千鶴きましたしいきますか」 平助の部屋で 「イデエェエエエ!」 ボクは「大丈夫ですか?平助君」 「ちっ千瑠璃!千鶴!」 千鶴は「原田さんによばれてきたけど大丈夫?」 「平助大人しくしやがれ!」 「薬が塗れん。」 「あれ?斎藤さんまで?」 ボクはすぐに斎藤さんの隣に行った。 「まったく平助は我が儘だなぁ。せっかく斎藤が薬塗ってんのによ。」 「すまん千瑠璃、薬塗ってやってくれ」 「ボクが塗るの?」 「えっ?」 「えっ?じゃねぇよ、斎藤がダメなら二人に頼むしか無いだろう」 「ボクより千鶴の方が平助君好きそうだよ?」 「ばっ俺は,ち…何言ってんだ俺は!」 「だとよ」 「痛かったらごめんね。」 ぬりぬり 「っ!」 「ごっごめんなさい!」 「こいつ我慢したぞ。」 「だな」 「千瑠璃がいいなら千瑠璃がいいと言えばいいだろう?」 ぬりぬりぬり 「これでいいかな?」 「一回しか痛がらなかったぞ」 「本当はもっと痛かった?涙目」 「あっ平助泣かしてんの!?」 「ちがっ!」 「泣いてないもん。」といいつつ泣いてる 「ごめんなさい平助君本当にごめんなさい」泣きながら走って逃げた。 しょんぼりしながら部屋にボクは戻った。 「千鶴の方が薬塗るのうまかったんだろうなぁ」と思いきやながらまたしょんぼりしてしまう。 暇だし沖田さんの所にいこう! 「沖田さん?千瑠璃ですけど?」 「はいっていーよ」 「さっきの聞こえました?」 「うん平助だろうね。」 「当たりです。斎藤さんもいましたよ」 「珍しいね」 「約束の大福です。」 「わぁ~い大福!」 持って行きた大福を喜んで食べている沖田さんがかわいく見えたのはボクだけかな?ボクしかいないけど
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