439の眼

最初の事件

今から一年前に、俺は、未冬先輩と最初に会った。

未冬先輩は、橋の上から落ちそうな猫を救おうとしていていまにも本人が落ちそうだ。

ｼｬｰｧ

猫が威嚇している。

「さぁ～いいから、こっちおいで～」

ｷｬｯ

猫が降下し始めた。

「あっ、いけない！」

夢人は、おもわず叫んでいた。

その時、未冬が先に猫に向かって飛び込み、猫をキャッチして降下している。