出会いのあの日…

3/5
前へ
/481ページ
次へ
帝国学園入学式―… 憧れの帝国で大好きなサッカーが出来る事に俺は希望に満ちていた。 源「えっと…此処か…デカい学校だな。」 深呼吸して正門の前に立つ。 そして1歩踏み出そうとした時だった。 「…った…」 源「………ん?」 声のしたほうを振り向くと同じ制服を来た生徒がいた。 顔は見えないが長い髪が枝に引っかかっていた。 源「…おい…大丈夫か?」 「…………!!」 相手がバッと振り向いた。 源「………!!」 赤みがかかったオレンジ色の大きい目、肩まである薄水色の綺麗な髪、近づかなくても見える長いまつ毛、片目を隠す眼帯。 心の中がざわついている。 「おい!何だよ…」 源「……!あ、あぁ…大丈夫か?」 「大丈夫なわけ無いだろ…(グイっ)いたっ…」 源「あ…無理矢理やらないほうがいいぞ!…貸してみろ。」 「…あ!…」 源「結構複雑だな…」 近くで見ると余計に髪が綺麗に見えた…柔らかく細くて指がスッと通る。 源「よし…とれたぞ。」
/481ページ

最初のコメントを投稿しよう!

224人が本棚に入れています
本棚に追加