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帝国学園入学式―…
憧れの帝国で大好きなサッカーが出来る事に俺は希望に満ちていた。
源「えっと…此処か…デカい学校だな。」
深呼吸して正門の前に立つ。
そして1歩踏み出そうとした時だった。
「…った…」
源「………ん?」
声のしたほうを振り向くと同じ制服を来た生徒がいた。
顔は見えないが長い髪が枝に引っかかっていた。
源「…おい…大丈夫か?」
「…………!!」
相手がバッと振り向いた。
源「………!!」
赤みがかかったオレンジ色の大きい目、肩まである薄水色の綺麗な髪、近づかなくても見える長いまつ毛、片目を隠す眼帯。
心の中がざわついている。
「おい!何だよ…」
源「……!あ、あぁ…大丈夫か?」
「大丈夫なわけ無いだろ…(グイっ)いたっ…」
源「あ…無理矢理やらないほうがいいぞ!…貸してみろ。」
「…あ!…」
源「結構複雑だな…」
近くで見ると余計に髪が綺麗に見えた…柔らかく細くて指がスッと通る。
源「よし…とれたぞ。」
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