出会いは突然

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2010年の7月の終わり頃、兄貴が家に彼女を連れてきた。 「上がって」 「うん///」 兄貴と兄貴の彼女の声が聞こえて来る。 トントントン 木の階段を、2階へと上がって来る音がした。 俺は、自室のドアに張り付いて外の様子を伺っていた。 ふと、俺の部屋の前で足音が止まる。 「この部…」 「物置部屋だよ」 即答。 どうやら、兄貴は俺の…弟の存在を隠したいらしい。
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